妊娠10週の壁!ママのつわりやお腹の膨らみ!赤ちゃんの様子を詳しく解説!

妊娠10週目~つわりには個人差があります

妊娠10週目は、妊娠3ヶ月の3週目にあたります。

つわりがピークを迎えている頃ではないでしょうか。

つわりは妊娠8週目~妊娠10週目ごろにピークを迎えることが多いです。

妊娠10週目だとお腹の膨らみはまだ外見から見てもわからない妊婦さんが多いのですが、子宮の大きさは少し大きめの女性のこぶしぐらいでしょうか。

個人差がありますが、少し膨らみがわかるようになる人もいます。

妊娠10週目ごろ、ひどいつわりで食欲が落ちる人もいます。それでもお腹の赤ちゃんには栄養がちゃんと回っているので大丈夫です。

無理して食べようとせず、食べたいものを食べたいときに口に入れるようにしましょう。

また体が思うように動かないのでイライラしてしまうことも。

お腹の赤ちゃんのことを想ってなるべくゆったりとした気持ちで過ごしましょう。

妊娠15週目までは妊娠初期です。安定期と呼ばれる妊娠16週目まではあともう少し。

安定期に入るころになると、辛かったつわりもだんだんと落ち着いてきます。

つわりが終わったら、やりたいこと、食べたいものを想像しながら、つわりを乗り越えましょう。

妊娠10週目ごろのお腹の赤ちゃんの成長とママの体の様子をまとめてみました。

 妊娠10週目の胎児の成長の様子

妊娠10週目の胎児の成長の様子

妊娠10週目に入ると胎児はどのように成長していくのでしょうか。

赤ちゃんはようやくしっぽがなくなって2頭身から3頭身になりました。

妊娠10週の胎児の平均的な頭殿長(頭からお尻までの長さです)は30ミリメートルです。

この胎児の頭殿長(crl)によって出産予定日の調整が行われます。

体重は10g~20g未満。

赤ちゃんの心臓の働きも日々しっかりとしてきました。

右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部屋にわかれ、全身に血液を送るポンプの役割をしっかりと果たし始めています。

エコー検査で胎嚢・胎芽・心拍がしっかりと確認出来たら、流産の確率もグッと下がります。

そして見た目が人間らしくなり、顔の様子がだんだんとはっきりしてきましたよ。エコー検査で目や鼻、口のパーツがわかるようになりました。

手足の指もできて、爪が生えてきます。

パパ似かな?ママ似かな?

また神経系統と排尿機能が発達してきます。

排尿機能、つまり腎臓が働きを始めます。腎臓が働くということは、羊水が作り出されるということです。

この腎臓の働きによって、赤ちゃんが羊水の中でぷかぷかと浮かんでいることができるのです。

腎臓が働かないと赤ちゃんのおしっこが減って、羊水も減ります。

まだ小さな小さな器官ですが、その担っている役割はとても大きなものなのです。

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エコー検査でダウン症?

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医師から伝えられた言葉に大混乱!

「むくみがあるのでお子さんはダウン症の可能性があります!」

「まだあくまで可能性の段階で、おなかに針をさして羊水を取る羊水検査によって、ダウン症などの染色体異常なのかがわかります!」と説明され、羊水検査を受けるようにすすめられました。

人工中絶は法律で、妊娠22週未満までと決められていますので、早く結論をださなければいけないこともあります。

辛いつわりを乗り越えよう

辛いつわりを乗り越えよう

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症状や程度は人によって様々ですし、経験した人にしかその辛さがわからないのが「つわり」ですよね。

  1. 吐きつわり
    吐きつわりとは、食べていても食べていなくても常に吐き気を感じている症状です。
    吐き気の強さは人によって違いますが、吐き気だけでなく嘔吐をしてしまう人もいます。
    吐き気の頻度も人によって違いますが、嘔吐したからといって吐き気がおさまるわけでもないようです。
    吐くのが嫌だからといって何も食べない飲まないと脱水症状になってしまいます。
    水分はこまめにとりましょう。
    「これだったら食べられるかも!」というものを見つけてみるものいいかもしれません。
  2. 食べつわり
    食べつわりとは空腹になると気持ちが悪くなる症状のことをいいます。
    筆者自身、3人の子どもを育てていますが、3人ともこの食べつわりでした。
    空腹になると気持ちが悪くなるのですが、満腹になっても口の中がずっと気持ちが悪くて常に何かを食べている状態でした。
    食べつわりの人は体重増加に気をつけてくださいね。
    食べつわりの人は常に何かをお腹に入れておきましょう。
    ですが体重を管理しないといけないので、カロリーのことはある程度気にしておいてください。

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  3. 匂いつわり
    匂いで気持ちが悪くなる症状のことです。
    スーパーの匂い、ご飯が炊ける匂い、魚が焼ける匂いなど。なかにはパートナーの匂いがだめになるという人もいます。
    妊娠前に比べて匂いに敏感になってしまうことが原因だと思われます。
    対処法として一番良いのはマスクをすることでしょう。
    タオルで口を押えるのもいいでしょう。
    匂いつわりはなかなか周りに理解してもらうのが難しいので、だめなにおいはパートナーに伝えて避けてもらうようにしましょう。
  4. 眠りつわり
    これは夜にはぐっすり眠れているのに、日中眠くて眠くてたまらない状態です。経験した人の多くが、「日中とてもだるくて、気づくと寝てしまっていた」など、自分でも不思議なくらいに眠気を感じるのです。
    一般的に眠気を覚ますのはコーヒーを飲むことですが、妊娠中はそうはいきませんよね。
    カフェインを多くとると早産のリスクが上がってしまいます。
    「眠い時は眠る」が一番ですが、仕事をしている人はそうはいきませんよね。
    眠くなってきたら、目の周りをマッサージしたり、すっぱいものを食べたりしてみてください。
  5. よだれつわり(唾液過多)
    これは吐きつわりや食べつわりに比べると経験する人が少ない症状なのですが、妊娠すると急に自分の唾液の味やにおいがだめになってしまい、唾液が飲み込めなくなってしまう症状です。
    唾液を飲み込むと吐き気を催す人もいるようです。
    外出するときの対処法としては、空のペットボトルや水筒を持ち歩くのいいでしょう。
    また飴やガムで口の中の味を変えてしまうのもいいかもしれません。
    柑橘系の味がおすすめです。
    寝るときは、タオルを敷いたり口にあてるといいでしょう。
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妊娠悪阻

妊娠悪阻(おそ)とは、つわりによって水分も取れないような状態になってしまい、脱水症状になることです。

一日に何度も吐いたり、めまいがしたりします。

悪阻で体重が減って痩せることもあり、急激に体重が減少してしまうと妊娠悪阻と診断されます。

日常生活に支障をきたす場合には入院して点滴を受ける必要があります。

今日から10週なんやけど!

14週にもなればつわりが治る人が多い! 

10週はいったらもっとよくなって! 

つわり対策

食べられるものを食べられるときに少しずつ

つわりの時期は食事のバランスにはこだわらなくても大丈夫です。

水分や休息をしっかりととりましょう。炭酸水やハーブティーなどはすっきりするのでおすすめです。

またビタミンB群には吐き気を抑えてくれる働きがあるので、バナナや豚肉、卵などを無理をしない範囲でとりましょう。

葉酸もビタミンB群の一種なので、サプリメントを活用してもいいでしょう。

つわりはいつか必ず終わります。だんだん慣れてくると食べられるものが見つかります。

つわりでストレスが溜まってる人も、つわりが終われば軽い運動ぐらいは大丈夫なので、それまでお腹の子供と一緒に乗り越えましょう。

今やっているつわり対策!

つわりが終わったら体重と栄養の管理をしよう

つわりが終わったら体重と栄養の管理をしよう

妊娠16週目ごろになるとだんだんとつわりがおさまってきます。

つわり時期が終わると、次は体重を管理していく時期です。つわり時期に食べられなかった分、反動で食べ過ぎてしまう人もいます。

気づいたときには、つわり後に体重が増えすぎて主治医の先生に注意される人も、、、。

赤ペンでチェックされる人も、、、。←筆者自身が経験済みです。

特に「食べつわり」だったひとは、たくさん食べる癖がついてしまい、通常の食事内容に戻さないとこれからどんどん体重が増えてしまいます。

体重が増えると様々なトラブルの原因になってしまいます。

  • 妊娠高血圧症候群になりやすい
  • 赤ちゃんが大きくなりすぎて難産になる
  • 出産時に大量に出血する
  • 妊娠性の糖尿病

このようなトラブルを起こさない為にも、妊娠中の体重変化は妊娠前+10~12㎏に抑えるように体重を管理していきましょう。

また痩せすぎているのも、赤ちゃんが低体重で産まれてしまったりとトラブルがあるので、ダイエットは妊娠中は絶対にやめましょう。

では体重をうまく管理するにはどのようなメニューの食事をとるのがいいのでしょうか。

まず考えなければならないことは、体が必要としている栄養素をバランス良く摂取するということです。

これは妊娠していなくても人間には大切なことですよね。

お腹の赤ちゃんの発育のために大切な栄養素もありますが、そればかり摂取していても栄養バランスは乱れてきます。

基本は、主食(御飯・パン・麺類)、主菜(肉・魚・卵・大豆料理など)、副菜(野菜・イモ類・豆・海藻料理など)、乳製品(牛乳・ヨーグルトなど)、フルーツをバランスよく摂るようにしましょう。

厚生労働省が出している「食事バランスガイド」を参考にしてみてください。

その他にも妊娠中に意識して摂取したい栄養素が「葉酸」と「鉄分」です。

葉酸は妊活中から産後まで積極的に摂ることが推奨されていますが、葉酸サプリなどの栄養補助食品をうまく取り入れて、一日に400㎍の葉酸を補うようにしましょう。

鉄分も普段より意識して摂りたい栄養素のひとつです。

妊娠中は鉄分が赤ちゃんの造血に欠かせなく、優先的に赤ちゃんに送られるため、ママは貧血になりやすくなります。

市販の葉酸サプリには鉄分を配合しているものもあるので、人気のサプリをネットショッピングや薬局で探してみてください。

ちなみに葉酸は別名「造血のビタミン」と呼ばれています。

妊活中・妊娠中に葉酸が大切なことなもちろんなのですが、産後の授乳中にもとても大事な役割を果たします。

葉酸にはビタミンB12と協力して新しい赤血球を作り出す役割もあります。

血流を改善する効果もあり、悪性貧血を予防する効果もあります。

母乳は血液から作られているので、授乳中も積極的にとりたい栄養素です。

葉酸が不足すると母乳の出る量が少なくなるというデータはありませんが、十分に葉酸がとれていると母乳の質が向上します。

妊娠10週ごろにママに起こるトラブル

  • 便秘・倦怠感・めまい・落ち込み

妊娠すると黄体ホルモンが分泌されるようになります。

このホルモンには妊娠を継続させようと子宮の筋肉をゆるめようと働くのですが、同時に他の部分もゆるめてしまいがちです。

そのせいで便秘になったり、めまいがおこったり、倦怠感を感じるようになります。

便秘は食物繊維が豊富な、きのこや海藻類、ヨーグルトやみそ汁などの乳酸菌が豊富な食品を意識して摂るようにしましょう。

また気分が落ち込みやすくなるのもこのホルモンの影響です。

妊娠中や出産の不安な気持ちはパートナーや実母、出産を経験している友達に相談に乗ってもらいましょう。

  • 下痢による腹痛

妊娠初期でも子宮が少しずつ大きくなっているので、その子宮に腸が圧迫されて過敏になり下痢をしやすくなります。

体が冷えると下痢をしやすくなるので、体をあたためるようにしましょう。

また消化の良い食事を意識して、うどんや雑炊、白身魚や野菜の煮物、湯豆腐、茶わん蒸しなどがおすすめです。

  • おりものの変化

妊娠しておりものが増える、水っぽくなる、クリーム色になるなどの変化は正常です。

ただし、匂いが強い、緑色など色が濃い、痒みや痛みがあってひりひりするなどの症状がみられるときは、感染症の可能性があり、切迫流産の原因になることもあるので、すぐに病院を受診しましょう。

  • 胸のはり・チクチクする

妊娠初期から出産に向けて体は準備を始めています。

プロラクチンというホルモンの働きで、産後の授乳に向けて乳腺が発達し始めるので張りやチクチクした痛みを感じることがあります。

チクチクするのはなおらないものなので、なるべく触らないようにしましょう。

張りが辛い時はマタニティ用の下着に変えてみて。

  • 肌のかゆみ・肌荒れ

妊娠すると新陳代謝が活発になり、皮脂の分泌が増え肌が痒くなります。

「妊娠性痒疹」という全身に発疹が出る人もいます。

さらに妊娠するとホルモンバランスが変化するので、ニキビができたり肌が荒れる人がいます。

妊娠初期は倦怠感があったりと、生活のリズムが崩れて肌に影響が出ることもあります。

肌のかゆみは乾燥するとひどくなるので、保湿クリーム等で潤いを与えましょう。

  • 頭痛・片頭痛

妊娠初期に起こる頭痛は片頭痛がほとんどです。

これはホルモンの変化によるもので、片頭痛が起こるメカニズムは脳の血管が何らかの理由でひろがって、そのひろがった血管により神経が圧迫されたり引っ張られて痛みが起こります。

片頭痛はズキズキ痛むところを濡れタオルなどで冷やし、暗い部屋で横になるとおさまると言われています。

  • 頻尿

頻尿は人によっては妊娠中ずっとある症状のうちのひとつかもしれません。

ホルモンの変化や血流の量が増えることが原因です。

トイレの回数が増えるからといって、水分をあまりとらなかったりすることはやめましょう。

  • 腰痛

まだお腹が大きくない妊娠初期でも腰痛が起こる人もいます。

初期の原因のひとつに妊娠によるホルモンの変化が考えられます。

さらにつわりであまり動けず同じ姿勢でいる時間が長く、腰痛になってしまう人も。

軽いストレッチや湯船にゆっくりつかって血行を良くしてみてください。また腹帯(マタニティガードル)を使って骨盤を支えるようにすると、痛みが緩和される場合もあります。

 9週の壁?10週の壁!流産!こんな症状はすぐに受診!

こんな症状があったらすぐに受診して!

  • 出血

お腹は特に痛みを感じていないのに、トイレに行ってびっくりすることも。

妊娠すると生理が止まるので、本来ならば出血することはありえません。

出血するということは子宮の周辺にトラブルがあることが考えられます。

出血以外に特に症状もなく、安静にしていれば出血がおさまる場合は特に心配いりません。

また病院で内診をした後にも出血する場合がありますが、これも長く続かなければ大丈夫です。

まだ子宮内に赤ちゃんが見えておらず出血した場合には「子宮外妊娠」の可能性もありますので、すぐに病院を受診してください。

安静にしていても出血が続いたり、出血量がどんどん増えてくる場合には流産につながる可能性もあるので早めに病院を受診しましょう。

  • 腹痛

お腹の痛みも妊婦さんにとっては心配になる症状ですよね。

生理痛のような痛みがある場合には切迫流産の可能性もあります。

しかし、お腹の痛みは具体的にどこが痛むのかがわかりにくいものです。

子宮の痛みかと思いきや、実は腸にガスが溜まって痛みを感じていたということもあります。

腸にガスが溜まり冷えてしまうことによって、差し込むような激痛を感じる場合もあります。

我慢できるような痛みや、出血がない場合は、お腹を温めてみておさまれば大丈夫でしょう。

それでも治まらない場合には、切迫流産や流産、子宮外妊娠などの可能性があるので病院を受診しましょう。

NTとは?

NTとは?

NTという言葉を聞いたことがありますか?
NTはNuchal  Translucencyの略で、妊娠初期の胎児をエコー検査でみたときの首の後ろ、つまり頚部の皮膚の厚みです。

これが膨らんで見えるときは皮膚が局所的にむくんでいる状態と考えられます。

NTは妊娠11週後半~13週ごろに測定して診断します。

厚さが2.5㎜~3㎜以上の場合には染色体異常の確率が高くなります。

むくみがあっても病気がない胎児がいることもあります。

また、NTにむくみがない胎児が必ずしも健常であるとは言い切れません。

けれども、このNTが厚くなると、胎児は染色体異常とくにダウン症候群の確率が高くなるという研究報告があります。

NTのむくみが見られた場合、別の検査を行うことにより、染色体異常を持つかどうかの確率を算定します。

NT自体はすべての赤ちゃんに見られるものなので、健診で何か言われたとしてもあまり思いつめないでくださいね。

NTそのものが病気を表しているのではなく、一時的な生理現象であることも多いのです。

むくみがあるから何か病気を持って産まれてくるということではありません。

妊娠10週目 まとめ

まとめ

10週のマタママです!

辛いですね、つわり。

パートナーはちゃんとあなたに寄り添ってくれていますか?

特にプレママ(初めての妊娠)だと、つわりの辛さはパートナーには伝わりにくいかもしれません。

「(ほとんどの)男の人は察することができない」

これは筆者の持論ですが、男の人には「〇〇できないから、〇〇してほしい」ここまで言わないと理解できないようです。

そしてお願いを聞いてもらえたら、「ありがとう!助かった!嬉しい!」と少し大げさに言いましょう。

大げさなくらいがちょうどいいです。演じるのです。
たいていの男の人は、つわりで苦しんでいるのを見ても何をしていいのかわからないのです。

「してほしいこと、思っていること」をちゃんと言葉にして伝えましょう。これがお願いするときのコツです。